少年鑑別所の事情

「少年鑑別所」とは、主に家庭裁判所から送致された少年を最大2ヶ月間収容して、専門的な調査や診断を行う国の施設です。昭和24年に少年法及び少年院法の施行によって発足し、全国に52箇所設置されています。ここでいう「少年」とは、少年法に明記されている「満20歳に満たない男女」を指します。少年がここに入所する際は、護送車と呼ばれる車で送致され、まず最初に入所者の身体検査と所持品検査が実施されます。身体検査では、文字通り体の隅々まで検査されます。所持品検査では、全ての所持品を事細かく検査します。すべての検査で問題がなければ、職員に連れられて居室へ移動します。鑑別所では、下着を除いて全て鑑別所指定の服を着用します。居室に到着後、職員から鑑別所での生活について一通りの説明を受けて、食事の時間に入ります。その後、鑑別所では職員の監視のもと、決められたスケジュールの中で生活を送っていきます。鑑別所の特徴として、鑑別所内の図書室で本が借りられること、18時頃に「内省」と呼ばれる1日をじっと振り返る時間が設けられていること、19時から消灯時間の21時まではテレビを視聴できること、などが挙げられます。このように、鑑別所での生活は思ったより快適であることが分かります。