少年犯罪者の鑑別所入所から少年審判まで

警察が逮捕・補導した少年犯罪者は、禁固刑以上の刑にあたる犯罪であった場合、警察が捜査した上、48時間以内に事件が検察庁に送致されます。その後10日間程度、さらに勾留延長が決定されると加えて10日程度、警察署内の留置場に勾留した上で捜査を行い、その後に家庭裁判所に送致します。検察官が勾留請求をしなかった場合は直ちに家庭裁判所に送致されます。
また、罰金刑以下の刑にあたる犯罪であった場合には警察から検察庁に送致されることなく、直接家庭裁判所へ送致されます。
家庭裁判所では事件の重大性、少年犯罪者の非行に至る経緯・原因などの詳細な調査の必要性、少年犯罪者の逃亡の可能性、少年犯罪者の保護の必要性などの事情を考慮して観護措置をとるか否かを判断します。
観護措置がとられなかった場合は、少年犯罪者は釈放されて、在宅して生活しながらの手続が進みます。
観護措置がとられた場合は鑑別所に入所して鑑別という詳細な調査を受けることになります。
鑑別所にはおおむね4週間以内、最大で8週間ほど収容され、その間に受けた鑑別の内容が家庭裁判所の調査官によって少年審判における重要な参考資料として書類にまとめられます。
その後、家庭裁判所で少年審判が開かれ不処分、保護観察、少年院送致、検察官送致(逆送の上、成人と同じ刑事事件として扱う)といった判決が下されるという流れになります。

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